難民と地域住民が苗木を通じて協力、タンザニア

ビツラナ村では5万4000本の木が植えられました
© UNHCR/Georgina Goodwin

苗木の栽培プロジェクトが、タンザニアの難民キャンプで始まりました。

周辺国のブルンジとコンゴ民主共和国から難民が避難し、現在31万6000人以上が難民キャンプで生活しているタンザニア。薪を得るための森林伐採が進み、地域の自然環境の悪化が懸念されています。

今回始まった苗木栽培プログラムでは、約100人の難民と地域住民が木の種を植え、育った苗木を難民キャンプとその地域に移植しています。これまで植えられた木は、計約200万本におよびます。

2014年よりUNHCRのパートナー団体で働くハミルトン・ミサナは「難民や地域住民に対し、水やりや害虫対策、草刈り、さらに植樹や水の節約、山火事についての教育を行っており、養蜂や環境に優しいビジネスをするよう働きかけています」と、地域社会と協力する重要性を強調しています。

苗木栽培以外にも、UNHCRは試験的にニャルグス、ムテンデリ難民キャンプで液化石油ガスの供給を行っており、毎週3000世帯が6キロのガスボンベを受け取っています。ガス供給は薪の収集の時間を短縮し、薪収集の暴力への危険性から保護する役割を持っています。ただ、資金不足のため、このプロジェクトは近い将来打ち切りになる可能性があります。

こうしたプロジェクトは、多くの難民を受け入れる国々への支援を実施するグローバルコンパクトの取り組みの一つです。第10回難民保護の世界的規模の課題に関する意見交換では、グローバルコンパクトの進捗状況や、ニューヨーク宣言で採択された包括的難民支援取り組み(CRRF)などが議論されました。

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