サッカーでトラウマと向き合う強さを、ブルンジ難民の少女

ルセンダ難民キャンプでサッカーをするエメランス(右から2人目)
© UNHCR/Colin Delfosse

コンゴ民主共和国のルセンダ難民キャンプで生活しているブルンジ難民のエメランス(16)は、女子サッカーチームのキャプテンを務めています。サッカーが大好きで、「サッカーをしている時は、難民キャンプにいることを忘れることができる」と言います。チームメイトからは、ブラジルのサッカー選手にちなみ「ネイマール」と呼ばれています。

エメランスにとってサッカーは、辛い記憶を背負って生きるための心の支えです。エメランスは14歳の時、ブルンジから避難してきました。「あれは夜でした。家の外で銃声を聞き、私は流れ弾に当たって死ぬのではないかと怖くなりました。私と家族は走って逃げました」

他の家族は全員無事だったものの、別に暮らしていたエメランスの姉と姉の家族の消息は未だにつかめていません。「難民であることは、簡単なことではなく良いことではありません。しかし、もうなってしまったのですから、難民であることを受け入れて生きていく必要があります。サッカーをしている時は将来について考えることができます」

ただ、エメランスを含む多くの選手たちは、十分な道具や設備がない中で競技をしています。エメランスたちも地面がでこぼこのサッカー場で、裸足でサッカーボールを蹴っている状況です。

UNHCRはルセンダ難民キャンプなどで、競技場を設置したり、試合を企画するなどの支援を行っています。また、フランスのラジオ局とパートナーシップを結び、備品を提供したり、難民の状況や難民の間でサッカーへの関心が高いことなどを世界に発信しています。

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