よくある質問

UNHCR（国連難民高等弁務官事務所）は、紛争や迫害により故郷を離れざるをえなかった人々を支援するため、世界130カ国以上で住まいや水、生活必需品の提供、基本的人権の擁護、そして生活再建に向けた恒久的な解決策づくりなどに取り組んでいます。

日本は長年にわたり、UNHCRにとって大切な支援国のひとつとして、資金面・政策面の両面で国際的な難民支援を支えてきました。日本においてUNHCRは、日本政府、市民社会、企業、教育機関など多様なパートナーと協力しながら、世界の難民支援につながる取り組みを進めています。また、広報や啓発活動を通じて難民問題への理解を広げ、日本から世界で故郷を追われた人々を支える役割を担っています。

「難民」とは、紛争や迫害によって安全が脅かされ、自分の意思に反して故郷を離れ、国境を越えて他国へ避難せざるをえなくなった人のことです。こうした状況は、命を守るために取らざるを得ない決断です。そのため、多くの難民は、いずれ自分の国に平和と安全が戻り、再び安心して暮らせるようになることを願い、自主的に故郷へ帰ることができる日を心から望んでいます。

難民の受け入れについては、受け入れる側の国の政府がその重要な役割を担っています。各国は難民条約などの国際基準を踏まえつつ、自国の法律や制度に則って受け入れや対応を判断しています。

日本を例にすると、日本政府は難民条約の締約国として、これらの基準に沿いながら日本の法律に基づいて難民認定や受け入れの可否を決定しています。

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