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アイサを守る屋根 ニジェールの国内避難民を支える緊急シェルター

2020年12月28日

UNHCR / Boubacar Younoussa Siddo

UNHCRと日本の支援で建てたシェルターの前で、娘と笑顔で座るアイサ

「私たちの生活は反政府軍に振り回されていました。毎日が危険と隣り合わせで、安全じゃなかったんです」

そう話すのは、4人の子どもの母親アイサ(35)。情勢不安が続くマリ国境近くの村から安全を求めて逃れた先は、サヘルの山岳地帯にあるウアラム。UNHCRが支援する難民と国内避難民が暮らすサイトがある場所です。

「武装した男性たちが、私たちの村からすべて奪っていきました。毎週のように、時には夜に、バイクに乗って銃を持ってやって来ては、私たちが大切にしているもの、牛や宝石、洋服さえも持っていってしまった。命の危険を感じました」

2019年の終わりから、ニジェールのティラベリ州、タウア州の治安はどんどん悪化していき、ブルキナファソとマリの国境地域の国内避難民は昨年の2倍、その数は増え続け、14万人を超えました。

「私は家族と一緒に、近くの大きな街ウアラムに着くまで何日も歩きました。今は、高齢の母と子どもたち、そのほかにも家を追われた人たちと暮らしています」と、アイサは話します。

ウアラムには、2,000人以上の国内避難民、5,400人にもおよぶマリ難民が避難してきています。乾期には気温は45度にもなり、雨期には嵐や洪水が襲うという過酷な気候です。今年の雨期には大規模な洪水が発生し、死者80人、ニジェール国内の46万人が被害を受けました。

「ウアラムに到着した時は、なにも持っていませんでした。枝で作った屋根の下で眠り、雨の日にはただそこで、じっとしているしかありませんでした」とアイサ。「でもUNHCRを通じて、緊急シェルターを立てるための資材を手に入れることができました。自分の国でホームレスになるなんて想像もしませんでしたが・・・。やっとまた普通の生活が送れるようになります」。

UNHCRは日本の支援を通じて、ティラベリ州の国内避難民1,000世帯に緊急シェルターを提供、7,000人が安全な住まいを得ることができました。とはいえ、故郷を追われる人は後を絶たず、洪水や情勢悪化の影響もあり、いまだ必要とされるニーズは膨大です。

「現在もウアラムでは、50世帯以上が住む場所がないままです」と現場を担当するUNHCR職員は訴えます。「マリ国境地域の情勢不安の影響で、数カ月で数千世帯が逃れてくるとみています。雨期の間に弱ってしまった古い緊急シェルターにも対策を打たないと、冬の強風に耐えられません。冬に流行する感染症から子どもたちを守るためにもシェルターは欠かせません」。

現在、ティラベリ州、タウア州で1万2,000を超える緊急シェルターが必要とされています。防水シート、マット、木材、ロープ、建設用の工具さえあれば、簡素で丈夫な住まいを建てることができるため、国際社会からのさらなる支援が必要とされています。

「シェルターキットは、私たちの家族にとって神からの恵みでした。きょうだいから手伝ってもらって建てた″屋根”の下で、家族でやっとほっとできています。故郷は恋しいですが、また村の生活に戻れた、そんな気分です」

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