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【#UNIQLOxUNHCR】日本で働くということ~ユニクロでの仕事と難民支援

2018年12月19日

日本のユニクロの店舗で働く難民のスタッフ。器用な手つきでズボンのすそを直す
© UNHCR/Yukiko Sakurai

UNHCRとグローバルパートナーシップを結んでいるユニクロでは、世界各地の店舗で難民の人々に就労の場を提供し自立を支援する「RISE(Refugee Inclusion Supporting Empowerment)プログラム」を2011年から実施しています。

現在、日本でも55人が雇用されています。今回は2人のスタッフと、彼らと働くサービスマネージャーの中野加奈さんにユニクロでの仕事について話を聞きました。

 

――日本に逃れてくる前、母国ではどんな仕事をしていたのですか。

ジョージさん(以下、G)コンゴで人権問題を扱うジャーナリストでした。

マイケルさん(以下、M)南スーダンで運輸関連の会社でマネージャーしていました。

――ユニクロでの業務は、これまでの仕事と随分違うのではないでしょうか。

G 毎日が経験したことがないことばかりで、勉強することがたくさんあります。働くことで日本人とコミュニケーションを取る機会も増えて、日本語の力を伸ばすのにも役立っています。

M 私はファッションが好きだったので、ユニクロで働くことができてとてもうれしいです。ユニクロでは季節が変わると、販売する服のラインアップがガラリと変わります。自分でも実際に着てみて、地域の人たちや友達にも勧めています。

―― RISEプログラムのスタッフと一緒に働いてみて、気づくことはありますか。

中野さん(以下、N):ジョージさんとマイケルさんはすごく紳士的で、前向きで真面目。2人と一緒に働いていると、私自身が基本に立ち戻ることができるんです。聞いたことをメモするとか、分からないことがあればすぐ質問をするといった仕事に対する姿勢から、私たちも学ばなければならないところがたくさんあると感じます。

日本語に少し苦労しているようで、接客に不安もあるかと思います。でも2人はエスカレーターの扉の前に立って、お客様にかごを配りながら「いらっしゃいませ」「どうぞご覧くださいませ」と積極的に対応したりと、本当によく気を配っているなと思います。ズボンの丈を直したりといった補正作業も担当しているのですが、ミシンがとても上手なんですよ。

――ミシンの使い方は、ユニクロで学んだのですか。

M はい、ユニクロで働き始めて初めて使いました。まだまだ勉強中です。

――ユニクロで働き始めて約1年、どんな変化がありましたか。

G 中野さんをはじめスタッフの皆さんが、「仕事はどうですか?慣れましたか?」と声をかけてくれたり、どんな質問をしても丁寧に答えてくれるので勇気づけられます。新しい分野の仕事環境に身をおくことで、新しい知識や技術を得ることができて、モチベーションにもつながっています。

最初は知らない言葉がたくさんあって理解するのに時間がかかりましたが、仕事の指示はすべて日本語で理解できるようになりました。

M ユニクロではいろいろな国の人が働いているので、コミュニケーションや人間関係などにおいて、さまざまな方法が尊重されるという文化があります。その雰囲気が私に合っていて、いつも安心して仕事に臨めています。

――日本人スタッフの中で、何か変化はありましたか。

N あらゆるバックグラウンドのスタッフが共存するという文化が、当たり前のことのように社内に広がってきたように感じます。2人が所属している補正チームはスタッフが多国籍なので、コミュニケーションの仕方も工夫する必要があり、とても良い経験です。最近では ジョージさんとマイケルさんが、日本人のスタッフにアドバイスをすることもあって、これはすごい変化だと思います。

――将来の夢について教えてください。

G アメリカで暮らしている難民の友人が、ビジネスを立ち上げて成功しています。私も同じように、日本でビジネスをすることが夢ですね。難民であっても、夢を追いかけたいという気持ちは同じです。

M 私も今すぐにではないですが、いつか起業してみたいという思いはあります。

G まずは現状でできる限りの努力をしたいです。ユニクロで一生懸命働き、さらに知識を得て、昇進もしたい。そこから、何ができるのかを考えたいと思っています。ユニクロという大きな組織での仕事、人間関係は、今後の人生に必ず役立つと確信しています。

――日本の人たちに伝えたいことはありますか。

G 日本に来てから、特に一般の人たちにとって、難民問題にふれる機会の少なさを実感しました。たとえば、イタリアで暮らす難民について、テレビなどを通じてその存在を知る機会があっても、実際には伝られているよりはるかに多くの難民がいるのです。

一部には、難民に悪いイメージを持っている人もいます。他の国の保護を得るために、自国から逃げている人々の状況を想像してほしいです。紛争や迫害などでふるさとを逃れざるをえない状況に追い込まれていた人だということを知っていれば、難民を怖い存在だとは思わないはずです。

M 最初は日本人が難民についてあまり知識がないことを知らず、なぜいつも「どこから来たの?」「国には帰れるの?」と同じ質問するのかと思っていました。でも今は、難民についての知識が不足しているだけだと分かりました。UNHCR難民映画祭やメディアなどを通じて知る機会をもっとつくれば、難民問題に興味を持ち、知ろうとしてくれる人が増えるかもしれないですね。

――ユニクロではさまざまな難民支援を実施しています。店舗ではこれからどんなことをしていきたいですか。

N ジョージさんは私の父親と同じ世代。これまでの人生で蓄積して、日本で使うことができていない幅広い知識がまだあるはずです。それを生かせる場を一緒につくっていきたいです。

将来的には、 ジョージさんとマイケルさんには、多くのお客様にサービスを提供するにはどうしたらいいいか、そのために販売員はどうふるまうべきかといったところも、教育的観点から日本人のスタッフと一緒に携わってもらいたいです。RISEプログラムで働く難民の方が新しく来た時に、お2人が“先生”となってリードしてくれることを期待しています。

一緒に働くということは、出会いだと思うんです。せっかく出会ったのだから、夢の実現につながるお手伝いができたらと思います。RISEプログラムで働いているスタッフの夢だったり、仕事でこういうことをやりたいという情報が、もっと入ってくるように心がけていきたいですね。

 

▶ ジョージさんとマイケルさんは、「UNHCR難民映画祭2018」の上映作品『ソフラ~夢をキッチンカーにのせて~』の感想も寄せてくれています。記事はこちら

▶ ユニクロの難民支援の取り組みはこちら

 

※難民保護のため仮名を使用しています。

 

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