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2020年ナンセン難民賞 子どもを性的搾取から守るコロンビア人 

2020年10月1日

2020年ナンセン難民賞を受賞したマイェーリン・ベルガラ・ペレスさん。性的搾取のサバイバーの子どもたちに寄り添った活動に取り組む
© UNHCR/Nicolo Filippo Rosso

難民支援に多大な貢献を果たした個人・団体に贈られるナンセン難民賞。本日、今年の受賞者が発表となりました。

20年以上にわたり、性的虐待、人身売買の被害を受けた子どもーその多くは難民の子どもたちーを守ることに人生を捧げてきた教育者、マイェーリン・ベルガラ・ペレスさんです。

マイェは、レナセ財団のカリブ地域コーディネーターとして、地域の子どもたちを守る活動に従事してきました。幼児や青少年への性的搾取、虐待の撲滅という目標の達成に向けて、コロンビアの非営利団体の一員として懸命にサポートを続けてきました。設立から32年、レナセ財団は、商業的な性的搾取をはじめ、性と性差に基づく暴力のサバイバーの幼児や青少年2万2,000人以上を支援してきました。

「マイェはまさに私たちの見本です。世界で最も弱い立場にある子どもたちを守り、助けようとする勇気、無償の愛は、まさにヒーローと呼ぶにふさわしい人です」とフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は話します。「彼女の行動は、ナンセン難民賞の本質を体現しています。その揺るぎない献身が何百万もの難民の子どもたちの命を救い、より良い未来への希望を取り戻させたのです」。

1954年、故郷を追われた人を救うための画期的な支援活動をたたえるために、UNHCRはナンセン難民賞を設立しました。これまで82以上の個人や団体が、故郷を追われた人や無国籍者に寄り添い、取り組んできた素晴らしい活動により表彰を受けています。

マイェはこれまで20年以上、いかなる苦労も惜しまず、時に自らもリスクを負いながら、性的搾取や人身売買の被害者の少女や少年を救うために奔走してきました。人身売買業者の活動が横行している遠隔のコミュニティを歩いて回り、自らの足で調査を行っています。

レナセ財団の熱意あるスタッフのチームを率いて、南米の子どもの保護を担うコロンビア政府の家族福祉機関とも密接に連携してきました。

自分たちで情報を入手した虐待に対して声を上げ、国内で起こっている性的搾取や人身売買の問題解決に影響力を持つセクター、市民社会、コロンビア当局、観光セクターなどにも呼び掛けながら、幼児や青少年が適切に保護されるよう活動してきました。

「性的搾取による子どもへの影響は、精神的、心理的、肉体的、社会的にも計り知れません」とメイェ。「これまで私たちは、自分の体が自分のものでないと感じているたくさんの少女たちを見てきました。虐待、搾取を繰り返されて体を傷つけられ、体と心が別々になってしまっているのです」と訴えます。

2009年、マイェが長年続けてきた支援活動、啓蒙の取り組みが、2つの画期的な法律の制定につながりました。1329法では、幼児や青少年の性的搾取に力を貸した、扇動した人に最低14年の禁固刑という義務的条項が設けられ、敷地内で子どもへの性的虐待が起こった建物のオーナーを対象とした1336法も作られました。

世界的な推計では、人身売買の被害者は年間100万人とされています。その最も大きな割合を占めているのが女性と少女です。

難民、移民、庇護申請者、国内避難民は、強制移動により脆弱性が高まることから、リスクはさらに高くなるとみられています。武装集団のメンバーとの強制的な児童婚など、紛争は既存の人身売買の慣習の濫用を引き起こし、潜在的な被害者を増やすだけでなく、強制徴兵などにより新たな需要にもつながっています。

2015年以降、ベネズエラでの人道危機を受けて何百万もの人が故郷を追われ、推計170万人が隣国コロンビアに安全を求めて逃れています。ひたすら安全とより良い生活を求めてベネズエラを逃れる中で、国境付近で人身売買のネットワーク、犯罪組織、不法の武装集団の犠牲になることもあります。移動の際に密航業者に金銭を支払う代わりに、女性や少女が性的搾取を強いられることもあります。

2015~2019年のコロンビア当局のデータによると、人身売買の被害者の数は23パーセント増えています。この増加は、ベネズエラから逃れてきた難民、移民の大量移動とも関連しています。

コロンビア政府のデータによると、2020年の最初4カ月だけで、外国籍の人が関わった人身売買は対前年比で20パーセント増加していることが確認されています。その半分以上のケースは、性的搾取のための人身売買でした。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、強制移動を強いられた人たちは深刻な状況に陥っています。経済的な影響を受けて多くのベネズエラ人が職と住まいを奪われ、さらなる貧困を引き起こし、性的搾取、人身売買にもつながっています。これとあいまって、学校の授業が中断されたことで社会から取り残され、搾取や虐待のリスクにさらされ、家族の生活を支えるために児童労働や児童婚に直面している子どもも多くいます。

ウイルスの感染拡大を防ぐために国境を越える移動に厳しい制約が設けられ、安全を求めて国境を越えようとする人たちが、不法な手段を取らざるを得ないという現実もあります。

UNHCRはベネズエラから逃れてきた難民や移民への支援を強化するために、国や地方の機関と密接に連携しています。国境地域に新たに到着した人の命を守るために、基本的な物資やサービスへのアクセスのサポート、受け入れコミュニティとの平和的共存の促進、基本的な権利へのアクセス、身分証明書の作成、教育や雇用の機会の提供などに取り組んでいます。

「人身売買を撲滅し、子どもたちを性的搾取から守ることは、単なる法的義務ではありません。それは道徳であり、国際社会全体での努力が必要です。今年は、人に対する不正取引に関する初の国際的な合意であり、国際社会が真の意味で撲滅に向けて前進した「パレルモ条約」の制定から20年。この凶悪な犯罪を撲滅するためのコミットメントを私たちが再確認しなければならない時です」とグランディ高等弁務官は訴えています。

今年のナンセン難民賞の授賞式は、10月5日(月)ジュネーブ時間18時半(日本時間深夜1時半)から、オンラインで開催されます。

 

▶プレスリリース(英語)はこちら

▶2020年ナンセン難民賞 地域賞受賞者についてはこちら

 

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