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6人の難民アスリート、パラリンピック難民選手団として東京へ

ルワンダの首都キガリのスタジアムでテコンドーの練習に励むブルンジ難民のパルフェ・ハキジマナ選手
© UNHCR/Anthony Karumba

2021年6月30日

6月30日、国際パラリンピック委員会(IPC)により、パラリンピック難民選手団の代表6人が発表されました。それぞれの種目で成果を出してきた女1人男5人から成るチーム。紛争によりケガを負った選手もいれば、難民としての避難生活の中でケガや病気で人生が変わった選手もいます。

女性初の難民パラアスリートでありパラリンピック選手団の最年少代表、アリア・イッサ(20)選手は、現在はギリシャで暮らすシリア難民で、パラ陸上(こん棒投げ)に出場します。やりや円盤をつかみ、投げることができないアスリートのための特別な競技です。

アリア選手は4歳の時に高熱により脳に障がいが残ったため、身体的、知的障がいがあります。父親をがんで失った後、ギリシャの学校で3年前にスポーツに出会いました。現在は国際試合に出場するまで力をつけ、最近では2021年世界パラヨーロッパ選手権で4位に入賞しています。

アリア選手にとって、スポーツとの出会いはかけがえのない重要な瞬間で、自分を強くしてくれ、自信を持てるようになったと話します。「私のような障がいのある子どもがいる人たちに、家にこもるのではなく、スポーツをやってみるように勧めてほしいです」。

パラ水泳選手の一人、アバス・カリミ選手はアフガン難民で、現在はアメリカ・フォートローダーデールで暮らしています。生まれつき両腕がなく、障がいと民族性が理由で故郷で差別にあい、トルコに逃れました。アメリカに第三国定住する前はトルコに逃れ、4年間避難生活を送っていました。今年、UNHCR特別サポーターに就任しています。

アバス選手はこれまで、メキシコシティ2017年世界パラ水泳選手権での銀メダルを含めて8個のメダルを獲得しており、東京でもう一つのメダルを目指しています。「自分がパラリンピックで表彰台に立つ可能性があると信じています。私たち難民アスリートの一人が表彰台に立つことは、すべての難民にとって、私たちのレガシーとして、とても重要なことであり、難民に変化と希望をもたらしてくれると思います」と話します。

もう一人のパラ水泳代表、イブラヒム・アル・フセイン選手はシリア出身で、2016年のリオパラリンピックで初結成された2人の難民と庇護希望者から成る独立パラリンピック選手団の代表として出場しました。シリアでケガをした友人を助けようとしている時、爆撃に遭い、右足のひざから下を失いました。現在はギリシャで暮らしています。

子どものころから水泳が好きだったイブラヒム選手は、パラリンピック出場で夢がかなったと話します。「すべての難民がスポーツをする機会にアクセスできるようになってほしいです。私の人生、スポーツがなかったらどうなっていたか想像もつきません」。

シリア出身のアナス・アル・カリファ選手は2015年にトルコ経由でドイツに逃れ、太陽光パネルを設置する仕事に就きました。しかし2018年、2階建てのビルから転倒して脊髄を損傷し、下肢の動作と感覚に障がいを負いました。

1年以上前に担当の理学療法士からパラカヌーを紹介され、懸命に練習を重ね、オリンピックメダリストでもあるコーチのサポートもあり、目覚ましい成長を遂げました。「スポーツは自分がどれだけのことを達成できるかを示すことができる場であり、障がいがあることも忘れます。障がいなんて、もうないのではないかと感じるほどです」とアナス選手は話します。

シャハラッド・ナサジプール選手はリオパラリンピックのもう一人の代表選手で、パラ陸上(円盤投げ)で再び東京のパラリンピックに出場します。2015年にアメリカに移り、リオパラリンピックでの難民チーム結成のアイデアについてIPCと連絡をとり、最終的に自身も代表の座を勝ち取りました。

シャハラッド選手はパラリンピック難民選手団の先駆者の一人として、東京で6人にまでチームが拡大したことに勇気づけられています。「グループだとより注目を集めることができます。前回よりも多くの難民アスリートが代表として選ばれたのは本当に素晴らしいことで、これから先、もっともっと大きくなっていくことを望みます」と話します。

最後の代表、パルフェ・ハキジマナ選手は、ブルンジの紛争を逃れてから暮らしているルワンダのマハマ難民キャンプから来日します。8歳の時に自身の母親が殺された攻撃で片腕を失い、その後テコンドーと出会い、キャンプの難民の子どもたちを指導しながら国際大会に出場しています。

パルフェ選手はテコンドーを通じて新たな国で自分の居場所を見つけることができ、そこで得た尊敬、友情、競争することの価値を確信しています。「難民はたくさんのものを持っていません。でもスポーツはあらゆる困難を取り除いてくれる一つのツールです」と説明します。

パラリンピック難民選手団の発表は、音楽、スポーツ、文学、舞台、映画の各界のスター、UNHCR親善大使によって収録された動画で行われました。難民アスリートたちは東京でIPC旗を掲げて戦い、8月24日の開会式で最初の選手団として国立競技場に入場します。

パラリンピック難民選手団は、世界で紛争や迫害、人権侵害で故郷を追われた8200万を超える人々、その中で、あらゆる支援や機会、スポーツへの参加も含めてリスクや困難に直面する障がいのある1,200万人の代表でもあります。

UNHCRはIPCと連携しながら東京で難民アスリートたちをサポートし、また彼らとともに、障がいのあるなしに関わらず、故郷を追われた人すべてがスポーツへの平等な機会を得て、誰一人取り残されない社会が実現するよう、世界に向けて呼び掛けてを行っていきます。

 

▶原文(英語)はこちら

▶パラリンピック難民選手団発表プレスリリースはこちら

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