【アフリカ特集】職員インタビュー:誇りを持ってアフリカ支援 自立・共助の基盤作りを

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阿阪 奈美 UNHCRエチオピア事務所 保護官

 

私は現在、ソマリア難民を受け入れているエチオピアのボコルマンヨ難民キャンプで保護官を務めています。難民は支援を必要としている人々ですが、それは難民が「無力」であるという事ではないと日々感じています。キャンプでは難民自身がサッカーチームを結成して大会を開いたり、ソマリアで教育を受けた難民が自分で識字教室を開いて無償で教育機会を提供したりと、それぞれが持つ能力や経験を存分に発揮しています。その逞しい姿から日々パワーをもらっています。出身国やキャンプで培った知識や技術が、将来の自立、共助の基盤を作るためにも重要な意味を持つと考えています。そのお手伝いをすることが私の重要な役割の一つです。

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難民キャンプ内にある子どもが遊べるスペース

 

アフリカで活動していて思うのはUNHCRなどの人道支援機関を通じてアフリカの難民・避難民に対して日本がどれほど大きなプラスのインパクトを与えてきたか、もっと日本国民が知り、誇りを持つべきだと言う事です。一方で、日本が力を入れている「平和構築」とは何であるのか十分に理解されていません。

 

【TICADにむけて】
具体策に裏打ちされた「平和構築」や「共生」の為の強いリーダーシップをぜひ発揮してもらいたいです。

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同僚との一枚。皆さん良い笑顔ですね!

(2013年4月)