金井昭雄氏 活動のきっかけ
金井昭雄氏 活動のきっかけ
活動展開の経緯
- 1993年ころ、タイのインドシナ難民の自主的な自国帰還が開始、難民キャンプは随時閉鎖されてきた。
- 当時ネパールに大量の難民がブータンから流入していたので、UNHCR東京事務所からブータン難民に対する支援を求められ、富士メガネは支援を開始。この数年は政情不安定のため、眼鏡を寄贈し、ネパール国内のNGOがスクリーニングを担当
- 1997年、当時UNHCRアルメニア連絡事務所代表だったロバート・ロビンソン(現駐日事務所代表)の要請でアルメニアを訪問。アゼルバイジャンのナゴルノカラバフを巡る領土紛争から逃れて来た難民にサービスを始めた。ロビンソン代表は富士メガネが1989年タイのバンビナイキャンプを訪問した頃、UNHCRのフィールドオフィサーだった。富士メガネの活動を思い出し、大変苦労して当社にコンタクトをとった。アルメニア政府の「難民の帰化政策」に対応して、「視力改善サービス」が難民の『生活の質(Quality of Life)向上』、『安全保障』、『自立支援』などの面で役立っていると評価されている。
- 2004年6月、UNHCRジュネーブ本部を訪問した折、担当者からアゼルバイジャンの状況の説明があり、難民や国内避難民に対する視力改善活動の希望が述べられ、翌年訪問が実現した。ミッション終了後、アゼルバイジャン政府からも感謝のメッセージが述べられ、活動の継続を期待されている。
- 2006年5月16日から25日まで第2回アゼルバイジャン支援活動を行った。詳しくはこちらへ。
活動継続の原動力
(金井氏および視援隊参加者の言葉より)
- ミッションを通じて、一言では言い表せない、様々なことを学んだ
- 眼鏡の寄贈はサービスと物の組み合わせで、効果が即座にわかるため喜ばれる
- 眼鏡の力で視力を取り戻し、見る喜びをかみ締める難民の姿を見て、こちらも感動する
- 感動・喜びは国境を越え、社員・難民と共有できる
- 協力のネットワークも広がり、ミッションへの期待は大きい
- 視力向上への認識が高まる
- 我々のサービスを待っているたくさんの人たちがいる
- これからもいい仕事をし、たくさんの人たちに喜んでもらい、難民の役に立つよう、社員にもこの貴重な経験をしてほしい