ホンマタカシさんの写真作品が 難民について考えるきっかけに 「SONGS ―ものが語る難民の声」ワークショップを一般公開
ホンマタカシさんの写真作品が 難民について考えるきっかけに 「SONGS ―ものが語る難民の声」ワークショップを一般公開
UNHCR駐日事務所は、写真家のホンマタカシさんによる作品「SONGS ― ものが語る難民の声」を活用したワークショップを公開しました。
このワークショップは、瀬戸内国際芸術祭2025にて芸術祭実行委員会とUNHCR駐日事務所による共催企画として発表された「SONGS ― ものが語る難民の声」をもとに、新たに制作したものです。
SONGS ― ものが語る難民の声」は、ホンマタカシさんが、日本・バングラデシュ・コロンビアの3カ国で暮らす難民や国内避難民を訪問し、その姿と、避難生活のなかでも手放すことのなかった、故郷とのつながりを宿す「大切なもの」を捉えた作品です。作品は会期中、高松港の特設ギャラリーで展示されたほか、タブロイド誌としても展開されました。
ワークショップでは、ホンマタカシさんの作品に触れながら、想像したことや感じたことを、自分自身の言葉で表現します。
主な体験は3つあります。まず、作品を鑑賞し、感じたことを書き出したり、写真に写る「大切なもの」から持ち主の思いや背景を想像します。次に、ナレーションやタブロイド誌を通じて、その人の実際のストーリーに触れます。そして、難民について考えたことを言葉にし、共有します。
学校や自治体、図書館、文化施設などでの活用を想定しており、誰でも実施できるよう、ガイドラインやワークシートも提供しています。
このワークショップのもととなった作品を制作したホンマタカシさんは、「みんなで一緒に考えましょう。」とメッセージを寄せています。
また、ワークショップのナレーションは、俳優の斎藤工さんにご担当いただきました。参加者は「声」を通じて難民一人ひとりのストーリーと出会い、作品の世界へ入り込み、その人が大切にしてきた記憶や経験に思いを巡らせます。
斎藤工さんコメント
「写真を介して難民の方々が綴った言葉を声にする事は、単なる音の情報ではなく、そこに確かにあった時間が届くような、どこか生々しい感覚でした。
UNHCRの皆さまやホンマタカシさんが向き合われている"見えづらい現実に光を当てる"仕事に敬意を表します。
また、私が地道に続けてきた移動映画館の活動等が、今回のご縁に繋がったのだとしたら光栄の極みです。
このプロジェクトが、"難民問題"と言う現実を知るためのきっかけとなれば幸いです」
難民一人ひとりの人生や生活に想像を向ける入り口として、本ワークショップをぜひご活用ください。
■ ホンマタカシ氏 プロフィール
1999年、写真集「東京郊外」(光琳社)で第24回木村伊兵衛賞を受賞。著書に「たのしい写真 よい子のための写真教室」(平凡社)など。近年の作品集に「TOKYO OLYMPIA」(NIEVES出版)、「Thirty-six View of Mount Fuji」(MACK出版)など。2023年から2024年にかけて東京都写真美術館にて個展「即興」を開催。
■ 斎藤工氏 プロフィール
俳優・映画監督。『シン・ウルトラマン』『零落』『港のひかり』、Netflix映画『新幹線大爆破』など出演作多数。2017年には齊藤工名義で監督した長編『blank13』が国内外の映画祭で8冠を獲得。また、移動映画館「cinéma bird」主宰や「Mini Theater Park」など社会的プロジェクトにも幅広く取り組んでいる。
■「SONGS ― ものが語る難民の声」ワークショップ特設ページ :https://unhcrjp-takeaction.org/songs/
ワークショップの詳細や実施方法をご紹介しています。実施をご検討いただける方は本ページよりお問い合わせください。
■ UNHCR Take Action ウェブサイト:https://unhcrjp-takeaction.org/
UNHCR駐日事務所では、学校・図書館・自治体・文化施設など、さまざまな場で活用いただける難民理解のためのコンテンツ素材を提供しています。
「SONGS ― ものが語る難民の声」をはじめ、演劇ワークショップ教材「Play, Empathy」や本の展示企画「難民のものがたり展」など、各地で展開する取り組みをご紹介しています。
◾️お問い合わせ :UNHCR駐日事務所広報・林([email protected])