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【UNHCR統計】2010年 数字で読み解く傾向

【UNHCR統計】2010年 数字で読み解く傾向

1 1月 2011

以下の数値は2011年6月にUNHCR本部において発表されたGlobal Trends 2010の統計に基づき、予告なしに変更する場合があります。最終的な数値はGlobal TrendsのTable 1をご参照ください。)

【概要】

2010年末の時点で、世界中に過去15年において最も高い人数である4370万人が移動を余儀なくされている。このうち1540万人が難民(うちの1055万人がUNHCRの支援対象者)であり、482万人が国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が保護を担う。また、この総数は、83万7500人の庇護申請者と、2750万人の国内避難民(IDPs)を含む。

なお、以下の内容は2010年度の傾向を数字から読み解いている。

1200万 ■ ■ ■  無国籍者

2010年末時点で、1200万もの人が無国籍状態であると推そくできる。しかしながらUNHCRが各国からの情報に基づき集計すると、65か国に350万人に留まってしまう。

80% ■ ■ ■ 途上国
世界の難民の80%、すなわち5人中4人は、49か国の発展途上国が200万人への庇護を提供していた。

75% ■ ■ ■  周辺国
世界の難民の75%、すなわち4人中3人は、出身国と接する周辺国に留まっている。

対象的な流れ  ■ ■ ■  帰還
2010年、197,600人の難民が自主的に帰還した。ここ20年で最も少ない。対象的なのは290万人以上のIDPが帰還することができた。ここ15年のうち最も多い。

720万人 ■ ■ ■  長期化した問題

24か国にて避難する720万人が解決を見出せない長期化した状況に置かれていたこれは2001年以来最も多い。

トップ3 ■ ■ ■  受け入れ国
パキスタンが世界最大の難民受け入れ国(190万人)、イラン(110万人)、シリア(100万人・政府推計)と続く。

42% ■ ■ ■  3000米ドル以下
440万人以上の難民(42%)がGDP米3000ドル以下に避難している。


トップ2 ■ ■ ■  出身国
UNHCRが支援する難民のほぼ半数は、アフガニスタンとイラク出身である。世界の難民10人のうち3人はアフガン難民(300万人)であり、75か国に避難している。イラク難民(170万人)がそれに次ぐが主に周辺国に留まっている。

200万人 ■ ■ ■  自然災害
2010年自然災害による被害で避難した200万人以上がUNHCRの支援を受けた。

22か国  ■ ■ ■  第三国定住

政府統計によると22か国が9万8800人を第三国定住によって受け入れた(UNHCRの支援ある・なしにかかわらず)。

15,500   ■ ■ ■  保護者のいない児童
69か国で1万5000人以上のUACや親とはなればなれになった子供たちがいた。その多くはアフガニスタンやソマリア出身者であった。

118万人 ■ ■ ■ 都市型難民
集計できたデータからIDP(帰還したIDPも含む)の多くは過疎地に留まる傾向にあり、難民や庇護申請者は都市部に集中している。帰還した難民は過疎地と都市に均等に分布している。

49%  ■ ■ ■  女性と子ども
UNHCRの支援対象者の平均49%が女性と子どもである。難民の47%。IDPや帰還難民の半分に値し、難民の44%、庇護申請者の23%は18歳以下の子どもである。

※統計の詳細についてはGLOBAL TRENDS 2010(英語)