ソマリアに関するシンポジウム 『ソマリアの現状と課題』
ソマリアに関するシンポジウム 『ソマリアの現状と課題』
ソマリアにおける内戦は、この20年間の和平や国家再建への幾多の取り組みにもかかわらず、ますますその混迷の度を深めている。2005年には暫定連邦「政府」(TFG)が樹立され、アフリカ連合による平和維持軍が国連の支援を受けて展開されている一方、依然不安定な治安情勢は周辺諸国にも影響を及ぼしており、ソマリアはかつてないほどの危機的な人道状況に直面している。2010年1月現在、国内避難民の総数は150万人に達し、さらに50万人を越える難民が周辺諸国に逃れている。さらに、気候変動及び度重なる干ばつ等の影響も加わって、ソマリアの状況は一段と深刻化している。
こうした現状を踏まえ、本シンポジウムは人道支援関係者、学術会、政府関係者、報道関係者及び一般の皆様に向け、
- ソマリアの現状と課題につき、特に治安及び人道状況の改善に焦点を当てて日本政府やアフリカ連合を含む国際社会の取組について紹介し、
- 人道状況の改善、及び平和構築という課題を見据え、人間の安全保障の視点に立った具体的な草の根レベルの取組の重要性やTFGのキャパシティ・ビルディングにつき議論し、
- 前例のない危機に直面するソマリアに対し、今後国際社会がいかに向き合いまた対応してゆくべきかを探る機会としたい。
開催日時 | : | 2010年2月10日(水)13:30-16:30 | |
場所 | : | 国連大学本部 エリザベス・ローズ国際会議場 | |
言語 | : | 英語 (日本語同時通訳) | |
主催 | : | 外務省、国連難民高等弁務官駐日事務所(UNHCR) | |
共催 | : | 国際協力機構(JICA) | |
申込方法 | : | 申し込み者数が定員に達したため、締め切らせていただきました。 |
《プログラム》
第一部 | |||
13:30 | : | 開会の辞 西村智奈美 外務大臣政務官 | |
13:40 | : | 基調講演 アリ・アーメド・ジャマ ソマリア共和国「外務大臣」 | |
14:05 | : | 基調講演 ニコラ・ブワキラ 前AUソマリア担当特別代表 | |
14:30 | : | 講演 ソマリア危機のもたらす人道上の衝撃 ヨハン・セルスUNHCR駐日代表 | |
14:50 | : | 休憩 |
第二部 | ||||
15:10 | : | パネル討議 「ソマリアの現在の課題と今後」 | ||
モデレーター: | 岡井朝子 外務省アフリカ第二課長 | |||
パネリスト: | 遠藤貢 東京大学教授 水野孝昭 朝日新聞論説委員 瀬谷ルミ子 日本紛争予防センター事務局長 ヨハン・セルス UNHCR駐日代表 |
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コメンテーター: | アリ・アーメド・ジャマ ソマリア共和国「外務大臣」 ニコラ・ブワキラ 前AUソマリア担当特別代表 |
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16:30 | : | 終了 |