ベネズエラ避難民、ブラジル社会で新たな生活へ

ブラジル北部の国境地域から空路で東部の街に移動してきたベネズエラの人々
© UNHCR/Allana Ferreira

2017年以降、情勢不安や物資の不足により、ベネズエラから陸路でブラジルに逃れた人の数は約20万人。うち8万5000人が庇護申請中、4万人が一時滞在ビザを取得しています。

ベネズエラからの難民・移民は国境が接しているブラジル北部に集中しており、受け入れコミュニティの負担が課題となっています。

UNHCRはより安全な生活環境を提供するため、IOM(国際移住機関)、UNFPA(国連人口基金)、UNDP(国連開発計画)など他の国連機関と連携し、ブラジル国内での移動プログラムを実施。地元の政府、市民社会、民間企業からの協力を得て、これまで約5000人が、北部のロライマ州から17の州へ移動しています。

2018年4月にスタートしたこの取り組みは、現在、ブラジル全土50都市にまで協力の輪が広がっています。UNHCRはこのシステムが効果的に進むよう、シェルターで暮らす人々のリストアップ、必要な書類の準備などの支援を行っています。

2018年12月に国連総会で採択された「難民に関するグローバル・コンパクト」では、社会全体で難民問題に取り組み、責任を分担する必要性がうたわれています。ブラジル全土をあげたこの取り組みは、まさにその理念を体現したものといえます。

3月初旬には、ロライマ州から225人を乗せた飛行機が13の州へ飛び立ちました。

UNHCRはベネズエラからの避難民に対して、家族の再統合、就業機会の提供、住居の貸与や住居費の補助などの支援にも取り組んでいます。

 

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