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柏 富美子、UNHCR駐日代表に着任

プレスリリース

柏 富美子、UNHCR駐日代表に着任

2025年8月5日
Rep

このたび、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)第15代駐日代表に、柏 富美子(かしわふみこ)が着任しました。

柏は、大学卒業後に民間企業での勤務を経て、米国ジョージタウン大学大学院にて外交学修士号を取得。UNHCRボスニア・ヘルツェゴビナ事務所でのインターンシップを経て、2001年に日本政府のジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)制度によりチェコに赴任しました。

以来、アフガニスタン、南スーダン、イラク、ミャンマー、バングラデシュ、イランなど、数多くの現場で人道支援や緊急対応、業務管理などに従事。ジュネーブ本部のアジア太平洋局(当時)での勤務も含め、20年以上にわたり、難民や国内避難民の保護と支援に携わってきました。

直近ではUNHCRパキスタン副代表を務め、2025年8月にUNHCR駐日代表として着任しました。東京都出身。

<新駐日代表 柏富美子よりごあいさつ>

現在、世界では紛争や迫害などにより故郷を追われた人々の数が、この10年でほぼ倍増し、1億2,000万人を超えています。長引く危機や新たな紛争に加え、人道支援活動は深刻な資金不足に直面しており、多くの人々の命と尊厳が脅かされています。

そうしたなか、日本では、政府、自治体、企業、教育機関、市民社会など、さまざまな立場の方々がそれぞれの形で難民支援に関わり、“社会全体で取り組む支援”の輪が着実に広がっています。

今年12月には、2023年に日本政府が共同議長国を務めた「グローバル難民フォーラム」で提出された宣言などの進捗を確認し、今後の方向性を議論する会合が予定されています。また来年は、日本が難民条約に加入してから45周年という節目を迎えます。

この機会に、日本のこれまでの歩みを振り返り、今だからこそできる支援のかたちを、皆さんとともに考え、行動に移していけたらと願っています。

一人ひとりの想いと力が、希望と変化を生み出します。これから皆さんと協働できることを、心から楽しみにしています。どうぞよろしくお願いいたします。