UNHCR×瀬戸内国際芸術祭 ホンマタカシ「SONGSーものが語る難民の声」4月18日から開幕
UNHCR×瀬戸内国際芸術祭 ホンマタカシ「SONGSーものが語る難民の声」4月18日から開幕

UNHCR駐日事務所は、4月18日に開幕する日本最大級のアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭2025」で、写真家のホンマタカシさんによる作品展「SONGS - ものが語る難民の声」を、瀬戸内国際芸術祭実行委員会と共催で実施します。同芸術祭において、国連機関が同実行委員会と企画を共催するのは、今回が初めてです。
■️ 故郷を追われた一人ひとりの物語に光を

いま、世界では1億2千万人を超える人々が紛争や迫害によって故郷を追われ、各地で避難生活を送っています。その多くはある日突然、それまで築いた暮らしを失い、家族や愛する人々と引き離されながらも、それぞれの思い描く未来に向けて前進し続けています。そこには、1億2千万通りの旅路があります。
本企画では、日本を代表する写真家の一人であるホンマタカシさんが、日本・バングラデシュ・コロンビアの3カ国で暮らす難民や国内避難民の住まいなどを訪問しました。
ときに対話を重ねながら、故郷を追われた人々の姿と、彼らが避難生活の中でも手放すことのなかった、故郷とのつながりを宿した「大切なもの」を写した作品を通じて、数字からは見えてこない難民一人ひとりの物語に光を当てます。

作品は、約100万人が来訪する瀬戸内国際芸術祭の “玄関口” である高松港に特設されたトレーラーハウス型ギャラリーを拠点とし、同港などで配布されるタブロイド誌を通じて展開します。
芸術祭の舞台となる瀬戸内の島々を船で移動しながら、難民一人ひとりの言葉が記録されたタブロイド誌を鑑賞し、それぞれの想いに触れていただくことで、世界各地で故郷を追われた人々の旅路への思索を促します。
️◾️開催情報:
UNHCR x 瀬戸内国際芸術祭 ホンマタカシ「SONGS - ものが語る難民の声」
開催会期:春会期(2025年4月18日~5月25日)、夏会期(2025年8月1日~8月31日)、秋会期(2025年 10月3日~11月9日)
作品会場:高松港エリア(アクセス)
ギャラリー開館時間:9:00~17:00(予定)
休業日:会期中無休
・共催:瀬戸内国際芸術祭実行委員会、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)
・特別助成:公益財団法人 石橋財団
・協賛:ウェスレー財団 グッチ
◾関連イベントも開催
作品展の開催を記念して、関連イベントも行います。詳細は順次、UNHCR駐日事務所公式ウェブサイトの特設ページや瀬戸内国際芸術祭の公式ウェブサイトでお知らせします。

◾️瀬戸内国際芸術祭とは
瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内の島々と沿岸部を舞台に、3年に1度開催される現代アートの祭典です。2010年に第一回が開催され、約100日間の会期は春夏秋の3シーズンにわかれていて、季節ごとに瀬戸内の魅力が体感できます。期間中には約100万人が国内外から訪れる、日本を代表する国際的な芸術祭となっています。「海の復権」をテーマに掲げ、来訪者はアートを道しるべに島々を巡りながら、アーティスト、地域住民やボランティアサポーターと交流し、瀬戸内の持つ美しい景観や自然、島の文化や生活に出会うというスタイルが国内外の多くの方々の共感を呼んでいます。また、世界の著名誌に取り上げられるなど、瀬戸内国際芸術祭は世界のツーリズムからも注目を集めています。https://setouchi-artfest.jp
◾️取材に関するお問い合わせ
UNHCR駐日事務所・広報:伊吹 [email protected]
瀬戸内国際芸術祭実行委員会事務局 087-813-0853
瀬戸内国際芸術祭公式ウェブサイト「取材申込について」