第83号 (XLVIII) -1997- UNHCR職員およびその他人道援助に関わる *1
第83号 (XLVIII) -1997- UNHCR職員およびその他人道援助に関わる *1
- UNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関、ならびにその他の人道援助に携わる要員がその人道的役割を遂行することに対して妨害を行ない、もしくはそれを阻止するいかなる行為に対しても、または彼らを危険にさらす脅威、暴力の使用、更には身体への危害にさらしてその結果しばしば傷害や死を引き起こすいかなる行為に対しても強く非難し、
- 各国および全ての関係当事者に対し、以下のことを要請する。
- UNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関ならびにその他の人道援助に携わる要員が、それぞれの任務上必要とされる機能を遂行することを阻止したりまたは妨害するいかなる行為をも慎むこと
- UNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関ならびにその他の人道援助に携わる要員の身体的安全およびその財産を守るために可能なすべての措置を執ること
- UNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関ならびにその他の人道援助に携わる要員の任務の遂行が円滑に行なわれるようにすること
- 各国に対し、UNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関ならびにその他の人道援助に携わる要員に対するいかなる犯罪についても充分な調査を行うために必要な全ての手段を行使し、かつ当該犯罪に責任のある者を裁判にかけるよう求め、
- 当委員会がUNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関ならびにその他の人道援助に携わる要員の受ける緊迫状況および保安状況に関して重大な関心を引き続きもっていることを再確認し、かつ、
- UNHCRに対し、職員の安全および保安を改善するための措置を検討し、かつ採用することに最大限に十分な配慮を払うよう、そのために必要に応じて他の関係国際組織および国際機関と協力するよう勧告する、
- 高等弁務官に対し、UNHCR職員およびUNHCRの実施協力機関ならびにその他の人道援助に携わる要員の保安を改善するために執るべき措置に関する勧告案を、国連安全調整官事務所と協議して作成することを意図して、この問題を引き続き調整諮問委員会の関心事項とするよう要請する。
*1国連総会文書No.12A(A/52/12/Add.1)に含まれている。