UNHCR親善大使アンジェリーナ・ジョリー、モガディシュの人々の安全を訴える

先月モガディシュにて、安全な場所へと避難するソマリア人の親子
© UNHCR/M.Sheikh Nor

ジュネーブ、19日発
UNHCR親善大使のアンジェリーナ・ジョリーは、ソマリアの首都モガディシュで危険にさらされている、何千もの国内避難民の命や生活の危機的状態についての懸念を訴えた。

今年初めから、17万以上の人がソマリア全土で家を追われ、ここ数週間の間に命を落とした人や負傷した人の多さから、残虐な戦いの一つに挙げられる。

アンジェリーナ・ジョリー親善大使は、「ソマリアにおける人命に対する国際社会のあきれるほどの無関心さや、モガディシュの激しさを増す市街戦によって生じる信じがたい犠牲、大規模な強制移動、人命の損失など、次々と明らかになるソマリアの惨状という悲劇に直面して、ひどく心を痛めている」と述べた。

モガディシュから何千もの人が逃れると同時に、町から出る手段を持たずに、多くの人がソマリア政府軍とアル・シャバブ武装勢力との衝突が繰り広げられる中取り残されている。彼らの身に迫る危険を懸念し、アンジェリーナ・ジョリー親善大使は、「いまだ戦闘を続けている人に、一般市民を攻撃、標的にすることのないよう強く求める」と訴えた。

アントニオ・グテーレス国連難民高等弁務官が、最近表明したソマリアにおける困窮した脆弱な立場の人への国際社会の関心と支援の訴えに同調し、2009年9月にケニア北東部でソマリア難民と面会したアンジェリーナ・ジョリー親善大使はさらに声高に、相次ぐ戦闘や概して危険な状態においては、援助関係者の支援活動は極めて困難となる、と主張した。

先週、UNHCRは、子どもを含む30人以上もの死者が出たモガディシュでの更なる死傷者の増加に衝撃を受けたと述べた。住民によると先週の攻撃はこの数ヶ月間で最もひどいものであった。

メリッサ・フレミング主席報道官は16日ジュネーブで以下のように記者団に述べた。「ソマリア市民の安全を無視した紛争の継続をこれ以上容認することはできない。明らかな国際的人道、人権問題である」

ソマリアは、今日世界で最も酷い人道危機に直面している国であり、人口の半分は緊急の人道支援を必要としている。現在、ソマリア国内には140万以上の人が家を追われ、約57万の難民が周辺地域に避難している。

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