【UNHCR】ラハフ・ムハンマド・クヌン氏へのカナダ政府の対応について

タイ・バンコクの国連機関のビルで
© UNHCR/Khaled Ibrahim

UNHCRは、サウジアラビア出身のラハフ・ムハンマド・クヌン氏への国際保護において、恒久的な解決策として、カナダ政府が第三国定住の受け入れを行ったことを歓迎します。

2019年1月5日、バンコクのスワンナプーム国際空港に到着したクヌン氏にタイ政府が迅速に対応し、一時的な避難場所の確保とUNHCRによる難民認定の手続きが行われました。カナダ政府からの第三国定住の申し出を受けて、クヌン氏はタイを離れ、1月12日にカナダに到着しました。

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、次のようにコメントしています。

「クヌン氏の苦境は一気に世界の注目を集め、数千万人の難民がおかれている状況を国際社会に知らしめることになりました。

難民保護は困難かつ複雑な状況にあり、確実な実施には、より一層柔軟な対応が必要となります。このような中、国際的な難民法の枠組みと人権の価値の重要性が最優先されたことにより、今回のケースは、早期解決に向けた行動がとられました」

今回の受け入れは、クヌン氏がサウジアラビアで直面していた状況の緊急性に対応するため、緊急対応案件として取り扱われました。

近年、難民に対して政府や世論が慎重な姿勢をとっている国も多いという現状があります。今回カナダ政府の計らいにより実現した第三国定住という仕組みも、クヌン氏のように脆弱な立場にある女性を含み、世界で最も困難な状況にある2540万人の難民のほんの一部にしか適用されていません。

 

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