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3人の難民アスリート、スポーツ奨学制度でカナダへ

2021年7月25日

IOCオリンピック難民選手団、女子 800メートル代表ローズ・ナティケ・ロコニエン選手(26)
© UNHCR/Hector Perez

現在、来週の試合に備えて準備を進めているIOCオリンピック難民選手団の代表、南スーダン出身の3人が東京オリンピック後、カナダで新たな生活をスタートすることになりました。スポーツの才能を持つ難民の若者に第三国定住の機会を提供するアスリートのために設置された初めての制度です。

陸上・中距離のローズ・ナティケ・ロコニエン選手、パウロ・アモトゥン・ロコロ選手、ジェームス・ニャン・チェンジェック選手の3人。2016年のリオ五輪で初結成された難民選手団のメンバーでもあり、今回の東京は2回目の出場となります。

南スーダンの紛争を逃れた3人は、ケニアのカクマ難民キャンプでアスリートとしての才能を開花させました。以降、首都ナイロビ近郊のンゴング・トレーニングセンターなどで練習に励み、2度目のオリンピック出場を目指してきました。

UNHCR、シェリダン・カレッジ、カナダ世界大学サービス(WUSC)の連携で始まった “アスリートのための制度”を通じて、難民アスリートがカナダで生活をスタートする最初の事例。東京オリンピック終了後、今年後半にてカナダに移り、オンタリオ州オークビルのシェリダン・カレッジで学びます。3選手は、引き続きIOCの奨学生としてもトレーニングを続けます。

大会前、男子 800メートル代表のジェームス・ニャン・チェンジェック選手は、カナダでの貴重な機会に感謝している、どんな環境でも努力は報われるのだと、世界の難民たちの士気を高めるきっかけになればと話しました。

「誰にでもチャンスはある。何事にも全力で取り組めば、いつか扉は開くのです」

チェンジェック選手は南スーダン・ベンティウで暮らしていた少年時代、少年兵になることを強要され誘拐のリスクがあり故郷から避難しました。2002年に隣国のケニアに逃れ、カクマで暮らしながらランナーのための施設に通い、長距離競技のトレーニングに励んでいた少年たちのグループに加わりました。

難民キャンプで暮らしていたチェンジェック選手のアスリートとしての才能はスカウトによって見いだされました。カクマで数年練習した後にナイロビ近郊のトレーニングセンターに移り、リオ五輪の難民選手団の代表に選ばれました。

「この先、ほかの多くのアスリートたちもこのような機会を得られることを切に願っています」と話します。

NHCR/Benjamin Loyseau
IOCオリンピック難民選手団、男子 800メートル代表ジェームス・ニャン・チェンジェック選手(29)© UNHCR/Benjamin Loyseau

 

パウロ・アモトゥン・ロコロ選手は、幼少期から紛争とともにある生活でした。家族の手伝いで牛の世話などをしていましたが、2006年14歳の時、長年の紛争のリスクから逃れるために故郷を離れました。

カクマで母親と暮らしながら、高校ではさまざまなスポーツで成績を残し、その後、1,500メートルに絞ってリオ五輪に難民選手団として出場を果たし、東京でも代表に選ばれました。オリンピックで戦う姿、奨学制度の機会を通じて、全力で努力すれば得られるものがあるのだと、難民の若者たちに勇気を与えたいと話しています。

「難民キャンプの才能ある若きアスリートたちがトレーニングに励み、さらに才能が磨かれる環境が整備されることが私たちの望みです。私たちは彼らに注目されている、そして彼らの夢も背負っているのです」

安全を求めて紛争や迫害から逃れても、多くの難民は受け入れ国で教育を受け、仕事を見つけ、スポーツのような機会に情熱をささげるにはさまざまな困難があります。

地域によるスポンサー制度、家族統合、奨学金、労働の枠組みなどの補完的保護措置は、難民の人生再建の恒久的解決につながります。今回新たにできたアスリートのための先駆的な仕組みが、この先多くの国で採用され、さらにアートなどほかの才能にも適用されることが望まれています。

UNHCR/Benjamin Loyseau
IOCオリンピック難民選手団、男子 1,500メートル代表パウロ・アモトゥン・ロコロ選手(29)© UNHCR/Benjamin Loyseau

 

「これはとても重要な瞬間です」とフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官。「難民が高等教育にアクセスする手段として、スポーツ、アスリートとしての才能が評価された初めての例です」。

「オリンピック難民選手団の3人の代表のニュースは本当に素晴らしい。この試験的取り組みがカナダのほかの関連アクターの見本となり、教育、スポーツ、アート、文化的な分野でも難民の受け入れが広がっていくことを願っています」

 

▶原文(英語)はこちら

▶Tokyo2020 オリンピック・パラリンピック難民選手団特設サイトはこちら

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