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グランディ高等弁務官、Barham Salih氏の国連難民高等弁務官への選出を歓迎

プレスリリース

グランディ高等弁務官、Barham Salih氏の国連難民高等弁務官への選出を歓迎

2025年12月18日
HC

ニューヨークの国連総会でスピーチをするBarham Salih イラク前大統領(2019年)

フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、本日ニューヨークで開かれた国連総会において、イラクの前大統領Barham Salih氏がUNHCRの次期高等弁務官として選出されたことを歓迎しました。

次期高等弁務官は、各国からの候補者を対象にニューヨークで実施された厳選な選考プロセスを経て選出されました。Salih氏は2026年1月1日に就任予定で、ジュネーブを拠点に職務にあたります。

グランディ高等弁務官は次のようにコメントしています。

「Barham Salih氏は、長年にわたり公的業務における要職を務め、揺るぎないリーダーシップと思慮深い外交手腕を兼ね備えています。近年、紛争や迫害、強制移動に見舞われてきた国の出身である彼は、いま多くの難民が直面している困難を実際に理解しています。こうした経歴と経験を備えた彼は、大規模な強制移動が続き、複雑化する人道・政治課題に直面するこの時代に、UNHCRを率いるにふさわしい人物です」

グランディ高等弁務官の10年の任期は、2025年12月31日に満了となります。2016年1月に高等弁務官に就任して以来、シリア、ウクライナ、スーダンをはじめ、世界各地で発生した大規模な強制移動に対するUNHCRの危機対応を率いてきました。

この1年、UNHCRは深刻な人道支援予算の削減に直面しながらも、128カ国で活動を続け、1万4,600人以上の職員の約9割が現場で活動しています。今月、UNHCRは故郷を追われた人々の保護に取り組み始めてから75周年を迎えました。

▶原文(英語)はこちら